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(野菜・花全般:初級編①)農業高校卒~東証プライム社員で、トマトの施設栽培を立ち上げた人の栽培方法①

野菜・畑
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栽培方法全般について

野菜を育てるとき、皆さんは何から始めますか?

今回は、初心者で、今年から自分の土地(庭・屋上・ベランダ)で、あれやこれを育てたい人向けの説明からいたします。

同じ土地で3年以上の期間を休まず継続された方や、プロで大体の雰囲気・経験則でわかる人、事業として綿密な作業計画を基に作業されて「高品質・高収量を上げる」方など、いろんな方の意見があると思いますが、私の経験や調べた事項から、野菜・花の全般をしたいときに、最初は何をするかを解説していきます。

私の経歴

高校時代は、農業高校(生物工学課・植物専攻)に通っており、祖父の畑の手伝いをしたり、自宅で25歳から10年ほど、細々と野菜や花の栽培をしております。

2021年に退職した会社(東証プライム)では、トマトの施設栽培を経営側から4年担当。

設置済みの単棟50m×7mハウス30棟以上での経営再建を任され、新規事業としてトマトの栽培を1から計画し、全設備の導入、既存設備の変更、人員確保、社内承認・プレゼン、栽培方法の確立、販売先5社以上の確保、物流の確保、店舗での販売、グループ内での活用方法、必要資材・梱包資材・肥料などの数量計算から購入、売上管理・回収、収支計算、改修計画と補正、デザイン商談、現地での間に合わない際の応援要員など、最初から最後まで営業系は、ほぼ1名の責任で担当しておりました。

現地の栽培担当責任者はおりましたので、営業サイドと現場に分かれていた感じです。現地担当とは仲良かったですよ。

実際は、これ以外にも、他の事業も並行作業しておりましたが・・・(これ以上は愚痴になる)

最初にすること

下記は、良く思いつきそうなものですが、違います。
  • 植えたいものを決める
  • 土地・場所を知る
    • 日当たり(その場所の日照時間(春夏秋冬)、家や木の陰など)
    • 土の性質
    • 水分含有量
    • 土壌pH
    • 気候=気温、湿度、地域の日照時間などの春夏秋冬
  • 植えるものの収益性(会社・農家=プロなので若干今回とは外れるかもしれません)

違わなくはないが、下記から始めましょう。

自分(栽培担当者・会社の体質など)がどんな人間か?

自分を知ろう

ここで言う自分とは、性格が大胆だ、繊細な作業ができるではありません。

自分の日々の行動パターンと、それをどれだけの期間継続することができるかです。

これは、農業高校の先生(当時50代後半の大師匠)が最初の事業で話された内容です。

  1. まず、自分を知ろう
  2. 栽培条件を調べよう
  3. 栽培条件を自分に合ったものに変えよう
  4. そこにあった植物を植えよう
  5. これで、ほぼ全ての植物はうまく育てることができる

老人大学でも話されていた内容で、その時の例がこうでした。

老人大学生徒A
老人大学生徒A

先生、うちのお花は大切に育てているのに、いつも枯れてしまうの。どうしてかしら?肥料とかもっとやった方がいいのかしら?

先生は、持ってきた鉢を見ながら、質問をしました。

先生
先生

どれくらいの頻度で、どれくらいの量のお水を上げてますか?

老人大学生徒A
老人大学生徒A

毎日、朝にたっぷりと下から流れるくらいやって、夕方にも乾燥してたら、少しやったりします。お花の水やりが、一番楽しい時間で、欠かしたことはありません。

先生
先生

水のやりすぎですね。

毎日、水をたっぷり上げて、乾燥してたら少しやるとこ自体は、習慣化されていて大変良いことだし花にも良いことです。

そのままの量で、そのままの時間で、続けてください。

老人大学生徒A
老人大学生徒A

私は、水のやりすぎなのにそれが良いことで続けるのが正解なの?

先生の言っている事は、矛盾してないですか?

先生
先生

人間もそうですが、植物も生活リズムがあります。毎日、水を貰っていたのに貰えなくなると生活リズムが変わり、体調を崩します。だからそこは変えなくていい。

枯れるのはAさんが自分を知り、自分に合わせた栽培条件にしていないからです。

先生は、鉢の土を手に取りながら続けます。

先生
先生

この鉢の土は、保水力が高すぎます。バーミキュライトの量も多めですし、鉢はプラスチックの厚手で、底の穴も小さく、あまり排水もされにくい。完全に水をあまりやらない人向けの状態ですので、根が乾かず、水につかった状態で根腐れを起こしています。

老人大学生徒A
老人大学生徒A

えぇ、ホームセンターで花専用の土を買ったのに?

先生
先生

専用の土を買うのは良いのだけれど、植物だけでなく、Aさんに合った土・鉢・栽培環境を選ばないと駄目ですね。現状の水やりを続けるためには、

・鉢を素焼き鉢などの、鉢内の水分が鉢自体から蒸発しやすい物に変える

・土から、水苔に変更し、排水性を高める

・肥料は、遅効性の長い期間持つやつを鉢の隅に置いておく

この3点に変更して、今まで通りに水やりしてください。

1か月後くらい

老人大学生徒A
老人大学生徒A

前より、お花が元気になって枯れる子がなくなったわ!!

ありがとう

という、お話を聞かせていただきました。

なぜ自分を知るのか?まとめ

自分が、どんな生活リズムで、植物にかかわるのかで、栽培方法が変わります。

私の場合は、鉢は使わず、地植えのみなので、植えたての2日間以外、雨が全く降らず、乾燥しすぎて、枯れかけないと逆に水を与えません。初めて植えた花の場合は枯れてもOK。「私の管理に適性がなかった」であきらめます。

私の場合、ホームセンターで、見切り品の100円以下、ほぼ50円程度で、悪いものしか買わないのが1つと、他記事で、ほぼ全国制覇を出張でしており、連日いないパターンや、仕事で忙しくそこまで手をかけられないことがありました。

その場合は、乾燥しないように、シートで覆ったり、あえて小さな雑草は取らずに土の表面を露出しないようにしたり、根の深さを深くするため掘り返して、グランドラインから50cm以下は小石がなくなるまで振るいにかけて、シートで、底は縁切りして保水力を高めています。

割と、両極端な2名の話になっておりますが、会社などでも当てはまることはあります。

例で言えば、自動潅水装置の水源が井戸水のため、1日のくみ上げ量から作物に必要な最低限以下の水しか与えることが出来ない場合、ロックウール(石綿素材)での保水力が低いものから、ココピートブロック(ヤシ殻素材)などの保水性が高いものに変更するなど、ポンプ設備の増強でお金を掛けるよりも安価な資材で変更するなど、自分を知ることで、自分に合わせた方法を模索することが重要です。

自分が、どんな風に植物にかかわっているか、思い出しながら、まとめてください。

次回の記事で、ポイントをまとめる予定です。次回も、よろしくお願いいたします。

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