あなたが植物を育てる場所を理解しよう
まず、植物を育てる場所の把握から始めます。
- 屋外・屋内のどちらか
- 地面に直植え・鉢などに植え付ける=移動できる・出来ないのどちらか
- 前回の気象データに対しての補正
- 前回での地域データから、自分の場所に対して、考えられる補正を行う
- 温度帯も湿度も同じ
- 屋外なら地域データと同じ条件を基にして、下記の例のように考える
- 日照条件が悪い(影が多い)場合は、温度は低く、湿度は高く考える
- 山の上など標高が高い場合は、温度は低く、湿度は場所によるで考える
- 風通りが悪い場合は、温度は高く、湿度は高く考える
- 上記などのように、上記以外もあれば反映
- 屋内なら生活環境の温度に合わす。
- 適温は20~22度程度から、地域の温度を参考に5度前後最高・最低を修正
- 普段からずっと換気、半屋外にしているなら外気と同じ
- 暖房がONは高いが、OFF時間の明け方の温度は下がる
- 冷房がONは低いが、OFF時間は朝の温度は上がる
- キッチン周りは、湿度高め
- 上記などのように、上記以外もあれば反映
- 屋外なら地域データと同じ条件を基にして、下記の例のように考える
- 日照時間・光の進入角度
- 屋外は春分・夏至・秋分・冬至と各時間帯での角度をみて、遮るものを確認
- 地域日照時間から、自分の土地の時間÷地域の時間で何%減か計算する
- 日照時間が少なければ、光合成が減ります。=収量が落ちるものが多い
- トマトですと1%の日照量減で1%の収量ダウンがよく言われます。
- 逆に葉が焼けたり、新芽が焼けるので、日の当たり過ぎが良いとは限りませんので、トマトでも夏場に遮光する場合があります。
- ですので、日照量を把握することで対策が打てます。
- 降水量・風の最大値・方向
- 屋外なら地域データと同じ条件を基にして、下記の例のように考える
- 日照と同じで、障害物などを確認してください。
- 台風などの災害は加味しなくていいです。
- 風向きは把握している方が、ある程度の高さで垣根のように列を作る場合は、風が抜ける向きを考えて栽培する必要があります。
- 屋内なら、ほぼ0ですね
- 屋外なら地域データと同じ条件を基にして、下記の例のように考える
- 地質・傾斜
- こちらは地植えの場合のみです。
- 造成地は、①真砂土↓②砂利混ざり↓③粘土層などになっている場合が多いです。
- 自然地は、場所によるので、企業なら専門的な分析をされた方がいいです。
- 一般家庭なら、下記基準で良いです。作物を選ぶか土壌改良すれば育ちます。
- 黒い土で柔らかい土=良い?農業向きである
- 黒くなく硬い土 =悪い?農業向きでない
- 保水力があるか
- 雨が降ってから、深さ20cmくらいの土が何日濡れているか
- 排水力があるのか
- 雨が止んでから、深さ20cmくらいまでで1分以上水が溜まらないか
- 傾斜は重要です。
- 水がたまるエリア
- 乾燥するエリア
- 水の通り道
- など、大きく影響を与える場合があります。
- 水田でなければ、平面が良いとは限りませんが・・・
- 温度帯も湿度も同じ
- 前回での地域データから、自分の場所に対して、考えられる補正を行う
全部の条件をまとめる
皆さんが植物を生育する場所の全部の条件をまとめられましたか?
お城で言うと、基礎である石垣を作った状態です。
現在の日本のお城を見てください。
天守があるところは再建されたり、保全された場所です。
天守がないところは石垣のみ残っていますよね。
要は、基礎である石垣が出来た状態なので、ここからは天守=植物は、いくらでも建て替え(植え替え)や、保全(継続栽培)が可能になります。
まとめた条件を基に、ここからは、どの野菜・花を育てるかについて、解説していきます。
次回も、よろしくお願いいたします。
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