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(野菜・花全般:初級編④)農業高校卒~東証プライム社員で、トマトの施設栽培を立ち上げた人の栽培方法④

野菜・畑
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あなたが植物を育てる場所を理解しよう

まず、植物を育てる場所の把握から始めます。

  1. 屋外・屋内のどちらか
  2. 地面に直植え・鉢などに植え付ける=移動できる・出来ないのどちらか
  3. 前回の気象データに対しての補正
    • 前回での地域データから、自分の場所に対して、考えられる補正を行う
      • 温度帯も湿度も同じ
        • 屋外なら地域データと同じ条件を基にして、下記の例のように考える
          • 日照条件が悪い(影が多い)場合は、温度は低く、湿度は高く考える
          • 山の上など標高が高い場合は、温度は低く、湿度は場所によるで考える
          • 風通りが悪い場合は、温度は高く、湿度は高く考える
          • 上記などのように、上記以外もあれば反映
        • 屋内なら生活環境の温度に合わす。
        • 適温は20~22度程度から、地域の温度を参考に5度前後最高・最低を修正
          • 普段からずっと換気、半屋外にしているなら外気と同じ
          • 暖房がONは高いが、OFF時間の明け方の温度は下がる
          • 冷房がONは低いが、OFF時間は朝の温度は上がる
          • キッチン周りは、湿度高め
          • 上記などのように、上記以外もあれば反映
      • 日照時間・光の進入角度
        • 屋外は春分・夏至・秋分・冬至と各時間帯での角度をみて、遮るものを確認
        • 地域日照時間から、自分の土地の時間÷地域の時間で何%減か計算する
          • 日照時間が少なければ、光合成が減ります。=収量が落ちるものが多い
          • トマトですと1%の日照量減で1%の収量ダウンがよく言われます。
          • 逆に葉が焼けたり、新芽が焼けるので、日の当たり過ぎが良いとは限りませんので、トマトでも夏場に遮光する場合があります。
          • ですので、日照量を把握することで対策が打てます。
      • 降水量・風の最大値・方向
        • 屋外なら地域データと同じ条件を基にして、下記の例のように考える
          • 日照と同じで、障害物などを確認してください。
          • 台風などの災害は加味しなくていいです。
          • 風向きは把握している方が、ある程度の高さで垣根のように列を作る場合は、風が抜ける向きを考えて栽培する必要があります。
        • 屋内なら、ほぼ0ですね
      • 地質・傾斜
        • こちらは地植えの場合のみです。
        • 造成地は、①真砂土↓②砂利混ざり↓③粘土層などになっている場合が多いです。
        • 自然地は、場所によるので、企業なら専門的な分析をされた方がいいです。
        • 一般家庭なら、下記基準で良いです。作物を選ぶか土壌改良すれば育ちます。
          • 黒い土で柔らかい土=良い?農業向きである
          • 黒くなく硬い土  =悪い?農業向きでない
        • 保水力があるか
          • 雨が降ってから、深さ20cmくらいの土が何日濡れているか
        • 排水力があるのか
          • 雨が止んでから、深さ20cmくらいまでで1分以上水が溜まらないか
        • 傾斜は重要です。
          • 水がたまるエリア
          • 乾燥するエリア
          • 水の通り道
          • など、大きく影響を与える場合があります。
          • 水田でなければ、平面が良いとは限りませんが・・・

全部の条件をまとめる

皆さんが植物を生育する場所の全部の条件をまとめられましたか?

お城で言うと、基礎である石垣を作った状態です。

現在の日本のお城を見てください。

天守があるところは再建されたり、保全された場所です。

天守がないところは石垣のみ残っていますよね。

要は、基礎である石垣が出来た状態なので、ここからは天守=植物は、いくらでも建て替え(植え替え)や、保全(継続栽培)が可能になります。

まとめた条件を基に、ここからは、どの野菜・花を育てるかについて、解説していきます。

次回も、よろしくお願いいたします。

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