土壌改良しよう
- 地域や環境によって土壌の状態は様々ですが、欠点のある土でも良い土に変えることができます。
- 改良の基本は、腐葉土や堆肥などの有機物を加えてよく耕すことです。
- 深いところまで空気が提供できるよう、地表から30㎝以上を目安に掘り返します。
- ダイコンなどの土中収穫物の場合は、50cm以上は深く掘って、土壌改良しましょう。
- 次回はそこまで耕さなくていいので、1回目に頑張るのがポイントです。
- 土を耕さなくても、購入した土を盛り上げる方法もあります。
酸性土壌の改良
- 酸性土壌は植物の根を傷め、養分や水分の吸収が阻害される。
- 消石灰か苦土石灰をまいて酸度調整をする。
- 石灰を一箇所に多量に施すと土が硬くなるので、均等にまき、まいたらすぐに土と十分に混ぜ合わせることが大事。
- 石灰資材と堆肥を同時にまくとアンモニアが発生するので、酸度調整は堆肥を施す1週間前に済ませておく。
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アルカリ性土壌の改良
- 日本では降雨の多いため、自然環境でアルカリ性土壌は、ほぼ存在しない
- 石灰をやりすぎたり、コンクリート造の隣接地などにみられる
- アルカリ性を中和するときは、酸度調整していないピートモスを施す。
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粘土質土壌
水はけが悪いときは、堆肥と同時に人工用土のパーライトをまいて、深く耕す。
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砂地
- 水はけがよすぎると、肥料も流れ出てやせ地になってしまう
- 水もちをよくするために、堆肥や腐葉土を多めに入れる
- 荒木田土・赤玉小粒:粘質性が強く保水性に富む
- 表土にまき、深く耕して土とよく混ぜる。
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市販の土を購入する
- 培養土:植物を栽培するときに使う土
- 植物によっても好みの用土は異なります。
- 基本用土:ベースになる土
- 改良用土:欠点を補うために混ぜる
- 上手に育てるためにも、市販されている土の性質を知りましょう。
基本用土
- 基本用土には、最もよく使われている土
- 赤玉土
- 赤土を、大粒、中粒、小粒と粒の大きさで分けたもの。
- 通気性、排水性、保水性、保肥性に優れている。
- 黒土
- 表層土で、黒ボクともいう。
- 有機質を多く含む軟らかい土で、保水性、保肥性に富む
- 通気性、排水性が悪いので、腐葉土などを混ぜて使う。
- 軽石質の鹿沼土
- 軽石質の火山砂礫が風化した粒状の軽い土
- 通気性、保水性に優れる
- 有機物をほとんど含まない酸性土。
- 粘土質の真砂土
- 水田や河川の堆積土で、田土とも呼ばれる。
- 粘土質の重い土で、保水性、保肥性は高い
- 通気性は低い。
- 桐生砂
- 山砂の仲間
- 鉄分を多く含み、通気性と保水性に優れる
- 盆栽や山野草、東洋ラン、オモトなどの植え付けに使われる。
- 赤玉土
- 短所
- 単独で使うほど栽培に適した条件をすべて満たしているわけではない
- 短所を補う複数の土を混ぜ合わせて、栽培に適した用土をつくる必要があります。
改良用土
- 改良用土
- 基本用土の通気性や排水性などを改善
- 有機物は、土中の有用微生物を活性化して土を肥沃にする作用もあります。
- 有機物系
- 腐葉土
- 広葉樹の落ち葉を発酵腐熟させたもの。
- 通気性、保水性、保肥性に富む
- 有用微生物の働きを活性化して土質を改良する。
- 未熟のものは避ける。
- 堆肥
- 牛ふんや樹皮などの有機物を発酵させて腐らせたもの。
- 通気性、排水性に優れる
- 有機物をふやし、団粒構造をつくる。
- 完熟したものを使う。
- ピートモス
- 湿地の水ゴケが泥炭化したもの。
- 腐葉土と似た性質を持つが、酸性が強い
- 有用微生物を活性化させるちからは弱い。
- 酸度を調整したものもあり、無菌なので、室内園芸に利用される。
- 腐葉土
- 無機物系
- パーライト
- 蛭石からつくった無菌の人工土で、とても軽い。
- 主として保水力や保肥力を増す目的でほかの用土に加える。
- タネまきや挿し木の用土としても使われる。
- バーミキュライト
- ガラス質の火山岩を、高温処理してつくる非常に軽い粒状の人工砂礫。
- 通気性、排水性に富む
- 粘質土などの改良に適する。
- 軽石
- 軽い上に強度もある
- 通気性、排水性に優れる
- 水はけの悪い土に混合する
- 洋ラン、東洋ラン、山野草などの植え込み材料として使われる。
- 大粒は鉢底石としても使用される
- パーライト
- 有機物系
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以上、皆さんの役に立てばうれしいです。有難うございました。
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