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(野菜編)農業高校卒~東証プライム社員で、トマトの施設栽培を立ち上げた人の栽培方法⑬

野菜・畑
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野菜を育てるコツ

苗の選び方

  • 「苗半作」:野菜づくりは、苗の良し悪しで収穫が大きく左右されます。
  • 野菜の苗も草花の苗と同じく、茎が太く節間が短く、がっしりしていて、根張りがよい苗です。
  • 野菜には種類ごとに植え付けに適切な大きさもあります。
  • 大きすぎても小さすぎても、生育がうまくいきません。
  • 植え付けの時期より大分早くから苗が出回りますが、購入した苗が小さい場合は、適切なサイズになるまで育苗してから植え付けます。

良い苗選び

  • 素人で、安いから種でやると、失敗リスクが跳ね上がります。
  • 市販の苗を利用すると手間が減りますし、リスクは大幅に低下します。
  • トマトやナス、キュウリなどは、育苗に時間がかかる
  • 但し、売っているものでも悪いものはありますので、選別眼を鍛えましょう
  • 残り物の安くなったものの方がいい場合もあります
  • 条件
    • 葉が厚く、葉色が自然の緑である
    • 病害虫の被害にあっていない
    • 節間がつまり、全体にがっしりしている
    • 下葉が枯れたり、黄色くなっていない
    • しっかりした子葉がついている
    • 鉢底から白い根が見えている
    • ナスやトマトは、第一花房に花が咲いているかつぼみがある

畝立て

  • よく耕した畑に畝をつくって苗を植えます
  • 畝をつくると、水はけがよくなり、畑と通路の区別ができて追肥や中耕などの日常の管理がしやすくなります。
  • 畝の幅は、野菜の種類によっても違い、一般的には60~70cm。
    • カボチャやスイカなど、広くなるものは、畝立てしたり、しなかったりします。
    • 基本的には、座り込んで両サイドから手が届く範囲が畝の幅
  • 水はけの良い畑なら畝の高さ5~10㎝の「平畝」
  • 水はけの悪い畑は高さ20~30㎝の「高畝」
  • 葉物野菜などは、畝は平らに広く、台形状に整えます。
  • ジャガイモなど、水が不要な場合は、ドーム状に丸く仕上げます。

畝立てと同時に元肥を施す

  • 「全面施肥」
    • 根の浅い野菜や葉菜など生育期間の短い場合
    • 畝全体に元肥をまく
    • ダイコンやニンジンなどの直根類
    • 根に堆肥の塊などが当たると叉根になる
  • 「溝施肥」
    • キャベツ、ハクサイ、ブロッコリー、トマト、ナスなどのように収穫までの期間が長い野菜
    • 畝の中央に深さ20㎝程度の溝を掘り、溝の中に肥料をまいて土を埋め戻すにします。

野菜苗の植え方

  • 適期の植え付けが大事。
    • 野菜の生育は温度や日長の影響を強く受ける
    • 高温を好むピーマンやトマト、ナスなどの夏野菜は早く植えすぎると、温度が低すぎて生育が悪くなります。
    • 夏野菜なら遅霜の心配が無くなるころまで待つ。
  • 植え付けに適した苗の大きさがある
    • 植え付けの時期より大分早くから苗が出回る
    • 買った苗が小さいときは、適切な大きさになるまで育てる
  • 植え付けの作業は、苗が折れたり、しおれたりしないよう、風のない曇った日が最適です。

植え付けと同時に行う作業

  • 植え付けた直後
    • 株元にたっぷり水やり
    • 仮支柱を立る
      • 細くて短い支柱を斜め45度の角度になるように立て、茎を誘引する。
      • 紐は、茎に回して8の字にひねって支柱に結ぶ。
      • 苗が風で振り回されないため
    • 春先や秋口には防寒や防虫のために、寒冷紗のトンネルをかける
    • 防虫ネットのトンネルをかける
      • キャベツなど葉菜類は、苗のときに食害されると、その後の生育に影響が出るため、とよい。
    • コンテナには細い支柱を弓形に曲げてコンテナにさして、寒冷紗をかけ洗濯バサミで止める。

コンパニオンプランツを利用する

  • 共栄作物=コンパニオンプラン
  • 野菜どうしが助け合い、互いによい影響を与える
  • 病害虫の被害が軽減できる
  • ネギとキュウリを一緒に植えるとキュウリのつる割れ病が発生しにくくなります。
  • マリーゴールドを菜園に植えると、センチュウの軽減に役立つ。

連作障害を起こさないために

  • 連作障害
    • 同じ場所で同じ科に属する野菜を何年もつくり続けると、特定の病気や害虫が多発して収穫が減少します。
    • トマト後にトマトを作ることだけでなく、ジャガイモやナス、ピーマンなどナス科の野菜をつくっても障害が出ます。
    • 連作障害を防ぐためには、同じ場所に同じ仲間の野菜を植えないことが大事。
    • 種類を変えて栽培する「輪作」を取り入れ、接木苗などで連作障害のリスクを少なくする工夫をしましょう。

連作を避ける期間の目安

  • 野菜によって同じ場所に植えてはいけない年数が決まっている
  • その基準を守ってローテーションを組み、計画的に栽培します

連作障害が少ない野菜

カボチャ、サツマイモ、シソ、タマネギ、トウモロコシなど

  1. 1~2年間休むとよい野菜
    シュンギク、セロリ、ネギ、ホウレンソウ、ミツバ、ゴーヤー、リーフレタスなど
  2. 2~3年間休むとよい野菜
    インゲン、オクラ、カブ、カリフラワー、キャベツ、ジャガイモ、ハクサイ、ブロッコリーなど
  3. 3~4年間休むとよい野菜
    イチゴ、エダマメ、キュウリ、トウガラシ、ピーマン、メロンなど
  4. 4~5年間休むとよい野菜
    サトイモ、ショウガ、トマト、ナスなど
  5. 5年休むとよい野菜
    エンドウ、ゴボウ、スイカ、ソラマメなど

以上、皆さんの役に立てばうれしいです。有難うございました。

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