「かぶミニ™」とは?
楽天証券が行う新たなサービス内容の一つで、2023年4月から開始予定
把握すべきポイントは、下記の通りです
メリット
- 国内株式を、最低取引単位である単元株数(通常100株単位)にかかわらず、1株から取引できる
- 株数に応じて、配当金を受け取ることも可能
- 大手オンライン証券で初めて
- (2023年2月13日、楽天証券調べ)
- リアルタイム取引が可能
- 1株から日計り取引も可能になります
- 他証券会社同様、当日の前場寄付での取引も選択可能
- 業界で初めて、両方の取引(約定)タイミングで売買可能
- サービス開始時の取扱銘柄数
- リアルタイム取引100銘柄
- 寄付取引1,000銘柄
- ポイント投資も可能
- 自動スイープも対応
詳しく見ていきましょう
「かぶミニ™」 サービス概要
取引内容 | 国内株式を単元株数(通常100株単位)にかかわらず、 1株から取引可能に |
取引可能数量 | 1株以上単元株未満 |
対象取引口座 | 特定口座、一般口座、NISA口座 *未成年口座、つみたてNISA、ジュニアNISA口座は対象外 *2024年1月開始予定の新NISA制度でも利用可能 |
取引時間 | リアルタイム取引:9時00分~11時30分、12時30分~15時00分 寄付取引:前場寄付 |
取引銘柄 | 全1,000銘柄 ・リアルタイム取引:100銘柄 ・寄付取引:1,000銘柄) ※順次、増えていく予定 |
「ポイント投資」 | 対象 |
■主要ネット証券、国内株式単元未満株 サービス比較
楽天証券 | auカブコム証券 | SBI証券 | 松井証券 (売却のみ) | マネックス証券 | |
リアルタイム取引 | ○ | × | × | × | × |
ポイント投資 | ○ | ○ | × | × | × |
自動入出金 | ○ | ○ | ○ | × | × |
日計り取引 | ○ | △ | △ | × | × |
手数料
手数料が業界最低水準
取引 | 手数料 | スプレッド |
---|---|---|
買付 | 無料(0円) | 約定価格×0.22%(※切り上げ) |
売却 | 11円/回 | 約定価格×0.22%(※切り下げ) |
かぶミニ™は、手数料と別にスプレッドがあります
手数料0円ETF銘柄においても、上記と同様の手数料がかかります
スプレッドは東証参考価格に0.22%のスプレッドを加減算した価格が約定単価
参考価格にスプレッドを加減算した価格に1円未満がある場合、買い注文は切上げ、売り注文は切捨ていたします。
仮に10,000円分を購入した場合(1回の売買) | ||
---|---|---|
取引 | 手数料 | スプレッド |
買付 | 無料(0円) | 約定価格×0.22%(※切り上げ) |
売却 | 11円/回 | 約定価格×0.22%(※切り下げ) |
両方した時の価格 | 11円 | 44円 |
合計 | 55円 |
下記の解説があります
単元未満株取扱いネット専業証券 サービス比較 ※1
楽天証券 | SBI証券 | auカブコム 証券 |
マネックス 証券 |
松井証券 | LINE 証券 |
CONNECT 証券 |
PayPay証券 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
手数料率 (税込) |
買付: 無料 (0円) |
買付: 無料 (0円) |
0.55% 最低手数料55円 |
買付: 無料 (0円) |
買付: 取扱なし |
– | – | – |
売却: 11円/回 |
売却:0.55% 最低手数料55円 |
売却:0.55% 最低手数料52円 |
売却:0.55% | – | – | – | – | |
スプレッド | 0.22% ※2 | – | – | – | – | 0.35%~ 1.00% ※3 |
0.50% | 0.50%~ 0.70% ※3 |
往復コスト 参考価格:1万円 |
55円 | 55円 | 110円 | 55円 | – | 36円~ 100円 |
50円 | 50円~ 70円 |
リアルタイム取引 | ● | × | × | × | × | ● | ● | × |
ポイント投資 | ● | × | ● | × | × | ● | ● | × |
日計り取引 | ● | ▲ | ▲ | × | × | ● | ● | × |
※1:比較対象範囲は、単元未満株取扱いネット専業証券です。(2023年3月6日時点)
※2:かぶミニ™は手数料と別にスプレッドがあります。参考価格にスプレッドを加減算した価格に1円未満がある場合、買い注文は切上げ、売り注文は切捨ていたします。
※3:時間帯によりスプレッドが異なるため、幅のある表示となっています。
解説:注意点
上記の表にもあるように、1万円以下での売買であれば、楽天証券でのメリットは有る
逆に1万円以上などで利用する場合は、SBI証券などを利用した方が安価
ですが、売買の基準がどうかで考えが変わります
高配当株投資の場合
高配当投資の場合、購入後に半永久的に売却しないで、3%以上の利益を享受し続ける投資法ですので、考え方は変わりますね
入れ替えや、無配転落で売却などもあり得ますが、基本は売らない
であれば、買い付け無料のSBI証券の方が有利ではあります
売却だけなら、楽天証券が一番です
総合的に、買いと売りを考えたら、最終的に、ほぼ変わらないが結果です
細かい計算をしても、そこまで変わらないので、あんまり意味がないです
他で、稼ぎましょう
また、高配当株投資では、中小型株が欲しいが、現状対象ではないのは注意点
単元未満株での短期売買
短期売買をするならば、50万円程度の元でなら、1日プランなどで100万円以下で取引した方が、手数料はかかりませんので、そちらをお勧めします
なので、活用はしない方が良いです
メリット詳細
①1株から取引可能
通常は、100株からしか購入できなかったのが、1株からになった
高配当株投資などで、メリットが大きい
※最初は、対象銘柄が少ないので、今後に期待する
②配当金も貰える
配当金は、通常通り、株数×配当金額で支払いされます
株主優待は、1株からもらえる株もあるので、もらえる可能性はありますが、基本は100株からが多いです
③リアルタイム取引が可能
他社は、寄付取引では1日の間に1回の約定のため、取引チャンスが限られます
リアル取引が出来るので、その日に値下がっているから購入などが出来ます
④高配当株投資に有利??
上記で、開設済みですが、再度説明しときますね
高配当投資とは、年間配当金3%以上(基準はそれぞれによる)で、今後成長しそうな株=株価上昇+高利回り配当金+増配を考慮して、多くの銘柄を購入し、分散投資をしながら、売却はほぼ考えずに投資する投資手法
購入時は、可能な限り投資額を均一にし、多くの株(30~50社は最低欲しい)を購入する必要があります
その場合、最低でも、30社×20万=600万円以上の投資資金は必要になり、1000万円以上の資金は欲しいところである
SBI証券などは、単元未満株の購入が出来るので、1/100の投資額=10万円もあれば、様々な株を購入できることで人気であるが、楽天証券でも可能になる
また、楽天の場合は、リアルタイム取引が可能(業界初)で、前日からの予約での取引ではなく、リアルタイムでの取引で相場の場の流れについていきやすい
⑤ポイントで1株から株が買える
楽天ポイントを利用した株の売買も可能な為、使い道がないポイントも使用しやすい(通常ポイントのみの活用可能)
デメリット
短期売買には向いていない
手数料的に、短期売買なら、まとめて100株単位で、100万円以下の手数料無料の方がメリットは大きい
投資額によっては、他社の方が有利
1万円/社以上の取引だと、他社の方が有利
短期的に複数回に分けて取引するなら、他社が有利
投資対象が少ない
下記が対象銘柄
- リアルタイム取引100銘柄
- 寄付取引1,000銘柄
今後の拡大に期待
まとめ
投資家個人の取引額や、取引スタンスによって、損得が分かれるサービスなのでうまく活用しましょう
少額取引、高配当株投資を試してみたいけど、資金不足や練習にとっては良いですね
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以上、皆さんの役に立てばうれしいです。ありがとうございました。
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